天乃誠実の備忘録ブログ

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絵が上手くなる方法 初心者絵から脱出する3つの考え方

絵が上手くなりたくて毎日描いているのになかなか上手くならない、そんなお絵描き初心者さんが、初心者絵から脱出するには次の3つの考え方をすると良いでしょう。

1、パースや立体を意識する
2、奥行きのある構図を描く
3、何を伝えたいのかを考える

ちなみに天乃誠実の2023年9月の画力は、上(上手すぎ)中(上手い~普通)下(下手~かなり下手)の中の、下の上(下手)~中の下(普通)くらいなので、あまり上手くはありませんが、それでも7か月で3つの考え方を加えた結果、これくらい変わりました。

この間にクロッキーやデッサンなどはしていませんし、プロのイラストの模写を大量にする、などもしていません。

大きさや長さの比率の勉強はしましたが、基本は今までの平面的な捉え方を変えて、それを意識して絵を描くようになりました。

下は同じキャラクターの絵の同じ場面ですが、現在も変化しています。

2024年7月の画力はこちら

では、初心者絵から脱出する3つの考え方を、詳しく見ていきましょう。

 

 

1、パースや立体を意識する

初心者絵から脱出する3つの考え方のひとつに、パースや立体を意識するというのがあります。

初心者のイラストが下手に見える原因は、立体感が無いという事が多いです。

大きさのバランスが取れないというのもありますが、バランスが取れない原因も立体を意識していないからです。

平面なイラストだと、本来あるべき立体という情報が無いので、情報量の少なさから、ペタッとした下手な絵に見えてしまいます。

そしてパースは長さや距離などを表現する遠近法を使った技法で、これがあるのとないのとでは、絵の上手さが全然違って見えます。

最初は四角い箱などを描く練習をして、奥行きやパースってこんな感じかー!というのを、なんとなくで良いので描いて実感してみてください。

かわいいとかかっこいい人物イラストを描きたいとは思いますが、最初は複雑なものよりも簡単なものからスタートして練習する方が、圧倒的に楽です。

地味な作業だとすぐ飽きてしまい、面白くないとは思いますが、地味な作業をコツコツと続けていく事が上達の最短ルートです。

あえて最長ルートを行くのも面白いかもしれませんが、早く上手くなりたいのでしたら、毎日コツコツ無理の無い範囲で地道な練習を行うのをおススメします。

上達する方法には足し算と掛け算がありますが、技術の足し算とは応用のあまり利かないもの、掛け算とは応用が利くものだと思ってください。

部分的な模写などは足し算で、パースは掛け算です。

パースを理解すると、色塗りや背景など、様々な所に応用できるようになるので全体的に絵が上手くなります。

足し算も大事ですが、掛け算を覚えると、急に絵が上手くなったように見えますよ。

2、奥行きのある構図を描く

初心者絵から脱出する3つの考え方のひとつに、奥行きのある構図を描くというのがあります。

立体やパースが何となくわかったら、次は構図です。

初心者さんは、いつも上半身だけの同じアングルの絵ばかり描いてしまう傾向があります。

私もそうでしたが、楽なんですよね。

でもずっと楽をしていると、楽な同じ絵しか描けませんし、画力も変化しづらいです。

描いてみたい構図を探して真似してみたり、前と中間と後ろを意識して、奥行きのある構図を描くと、上手く見えるようになります。

構図は少し極端な方がわかりやすいので、現実世界の写真などよりも、漫画やアニメの表現方法を取り入れると良いかと思います。

画家志望の方や、リアルなCGのような3D絵を描きたい方は現実の写真や風景などを見て勉強するのが良いかと思いますが、漫画絵などが上手くなりたいのでしたら、現実ではそうならないが漫画だと見映えの良い嘘の奥行きやパースを、上手に絵に反映させられるように勉強すると良いでしょう。

3、何を伝えたいのかを考える

初心者絵から脱出する3つの考え方のひとつに、何を伝えたいのかを考えるというのがあります。

せっかく絵を描いてSNSなどに投稿しても、見た人の感想が、「ふーん・・・」で終わったら少し寂しいですよね。

「あ!かわいい!」とか「かっこいい!」とか、何かしら思ってもらいたいものです。

何も感じない絵というのは、本人が何を描こうかテーマを決めずに描いている事があります。

例えば、『かわいい絵を描く』がテーマでも、色んなかわいいがありますし、『かわいいけど切ない』とか、『かわいいし楽しそう』とか、色々あります。

自分が今回描くイラストは、見た人に何を伝えたいかをしっかり考えて描くと良いでしょう。

『美しさ』や『かっこよさ』、『優しさ』や『楽しさ』など、感情や性質などを意識して、「これを伝えたい!」というものを言語化できる所まで考えてみましょう。

私は『楽しい』や『幸せ』などが好きなので、そういうテーマが多いですが、『怒り』や『憎しみ』などをテーマに絵を描いていると、その絵を長時間見ている自分に、その心理的影響が反映されます。

過激な描写の絵などは、描いている本人にも莫大な精神的影響を受けますが、見た人にも影響を与えます。

反面教師的な意味を含めて描くのは良いかもしれませんが、精神が強くない方(心が不安定で動揺しやすい人)はあまりテーマにしない方が良いでしょう。

今の世の中は過激な絵の方が受ける傾向があり、人気の為に過激な絵に走る方が多いように思います。

好きなものを描くのが上達の近道ですが、気が落ちるものを描いて気が落ちて絵が描けなくなっては本末転倒です。

過激な絵を描きたくないのに、地位や名誉やお金の為にしてしまう理由は、己の力量不足が大きいかと思います。

レベルが低い時はしたくない事をしろと言われる事もありますが、力が付けばある程度は自由にできるようになりますので、力がつくまでは力量が足りないから評価されないしお金も入らないんだと、現実的に考えると良いかと思います。

こちらが未熟なのに良い話が来る時は、何か裏がある事が多いので気を付けてください。

しっかり考えて大丈夫そうなら、自己責任で受けるのは自由だと思います。

自分が嫌だなーと思うものに乗っかってしまうと、後で苦しくなります、断る勇気も大事です。

そして原因を自分以外の誰かのせいにすると、正当な努力ができなくなりますので注意してください。

楽しく毎日お絵描きするには、安心感のある幸せな方に導ける絵を描くのが良いのではないかと私は思います。

絵もシリーズ物などの場合、その過程でどうしても『怒り』や『憎しみ』の絵を描く必要が出てくる事はあります。

その場合は、仕方がないかと思いますが、ずっと過激な絵を描いているのはそれを見た人にも影響を与えるので、あなたが人を幸せにしたいのか不幸にしたいのかで進むべき絵の道は変わるかと思います。

人を不幸にしたいと腹の底から思う人は少ないかと思いますが、若い時は悪に憧れる時期があります。

その時期を少しでも短く過ごして、幸せを伝達できる絵師にみんながなれると良いなと思います。

私もまだまだ下手な方の画力ですが、もっと上手くなって、より、人に幸せをお届けできるように、日々精進しています。

まだ出会っていなくても仲間は色々な所にいます!みんなで頑張りましょう!

まとめ

初心者絵から脱出する3つの考え方は、

1、パースや立体を意識する
2、奥行きのある構図を描く
3、何を伝えたいのかを考える

です。

自分がずっとそのままなのは、考え方が変わっていないからです。

変わるには新しい考え方を知る必要があります。

難しい事はしなくても大丈夫、難しいと思うのは、情報の難易度が高すぎるか量が多すぎるからです。

今できる事を少しずつ少しずつ勉強して、行動に移し、ゆっくり成長していきましょう。

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